ヒッチハイク(山梨→宮城県仙台市)
今日から1週間程とくに予定がなかったのでヒッチハイクで福島・宮城に行こうと思い立った。宮城県白石市の蔵王キツネ村、福島県の猪苗代湖、会津若松を観光したいと考えていたからそれを決行した。
午前11時山梨県都留市の谷村PAからヒッチハイクを開始。まずは中央道の談合坂SAを目指すことに。車の台数が少なくて苦戦を予想していたが、約30分後に年配の男性が「今どきヒッチハイクは珍しいね」と話しかけてきて、そして談合坂SAまで乗せてくれた。
彼は宮司で、テレビに出演したりしている有名な方らしい。神社が祭りなど地域の催し物の拠点になったり、コミュニティの形成にとって大切な場であると語っていた。つまり神社の喪失はコミュニティの喪失だけでなく、その地域の文化や風習の喪失にもつながりかねないのだそうだ。とくに東北の被災地では深刻な問題となっているようだ。また、信仰とは神に救いを求めるだけではなく、神を支えて守る行為であるとも語っていた。ということは冨士浅間神社の御神体である富士山を世界遺産に登録して多くの登山客を呼び込むやり方は神への冒涜になるのかもしれない。富士山周辺の自治体にとっては地域を潤すための観光政策だが、信仰の対象である富士山の意義について考える必要があるのかもしれない。
狭山PAから東北道方面に向かう車は少ないと思ったのでここから苦戦することになるだろうと考えていた。ところが、30分後に年配の男性が乗せてくれることに。なんと仙台まで向かっている途中だということで仙台まで乗せてくれた。彼は名古屋で遊んだ帰りで当初は首都高を経由して仙台に向かう途中だったが、道を間違えて圏央道に来てしまったらしい。これを偶然の出合いと言うのかもしれない。私が「キツネを見に行く(蔵王キツネ村に行く)ためにヒッチハイクしました!」って言うと爆笑していた。おそらく私みたいな変わり者はどこを探しても見つからないであろう。彼には長時間お世話になった。
初めての仙台。都会だ。街を歩いていると牛タンの香りが漂っている。食べたい。でも値段が高い。結果として私はこの誘惑を断ち切り、松屋で牛丼を食べた。私の勝利である。その後、仙台駅から電車で名取駅に行き、銭湯に行ってきた。
明日は蔵王キツネ村に行こう。